宮城県利府町にある新幹線総合車両センター。
屋外に展示されている実際に走行していた新幹線の車内に入れる上、乗務員室の運転席にも座れます!
屋内の「新幹線PRセンター」では充実のプラレールで自由に遊べます。タイミングが合えば、車体工場で整備中のリアル新幹線が見られるかも!
展示されている新幹線内も「PRセンター」内も空調完備なので、雨天、寒い日、暑い日など天候に左右されずに楽しめるのもうれしいところ。
毎年秋にはたくさんの人が訪れる「新幹線車両基地まつり」も実施されています。
新幹線総合車両センターのおすすめポイントをまとめると以下の通り!
- 新幹線の操縦席に座れる!
- プラレールで遊べる!
- 新幹線の整備作業が見られるかも?
- フォトスポットや記念スタンプで思い出づくり!
- 屋内・空調完備で天候に左右されない!
- 誰でもいつでも無料!
所要時間は、ざっと見学するだけなら約30分、車内や展示物を楽しみながらだと1時間程度ですが、プラレールに夢中になると、その分の時間がプラスされます。
この記事では、新幹線や電車好きの子にたまらない「新幹線総合車両センター」をご紹介します。
2023年「第35回新幹線車両基地まつり」の日程は?
2023年(令和5年)、4年ぶりに「新幹線車両基地まつり」が開催されます!
開催日時は、2023(令和5)年10月21日(土)9:30~15:00(入場は13:50まで)。
詳細はJR東日本発表の資料「第35回新幹線車両基地まつりについて(pdf)」から確認できます。
資料によるとイベントの内容は、以下の通り。
(1)新幹線車両メンテナンス作業実演コーナー
(2)ミニ新幹線(E5系)の運行
(3)新幹線車両展示
(4)着発線(新幹線の駐車場)公開
当日は駐車場が確保されていないためご注意ください(自転車やオートバイも不可)。
利府・新幹線総合車両センターの場所は?駐車場は?入所方法は?
「新幹線総合車両センター」の場所や駐車場、受付から入所までの流れについてご紹介します。
アクセス
新幹線総合車両センターは宮城県利府町のイオンモール利府の近くにあります。
公共交通機関利用の場合、
JR「利府駅」下車で徒歩約15分(1㎞程度)。
最寄りは「新利府駅」なのですが、
入口の守衛室までは敷地をぐるっと回ることになり、20分ほどかかるため、
「利府駅」の利用がおすすめです!
自家用車の場合、
県道8号仙台松島線(利府街道)沿いにある
ブックマーケット利府とホーマック利府店の交差点を、
イオンモール新利府南館・りふの内科クリニック側に曲がります。
正面の壁に黄色いラインのある建物に向かって直進し、
突き当たりを左に曲がり、黒い柵沿いに進むと入口があります。
Googleマップで「利府新幹線車両基地」と検索して表示される場所は、
入口と異なりますのでご注意ください。
カーナビで住所を設定する場合は、
「宮城県宮城郡利府町新中道2丁目11−1」の「新中道集会所」がおすすめです。
▼下の地図の赤いマーク部分が、入口と守衛室があるところです。
まずは守衛室で受付を。駐車場は無料!
新幹線総合車両センターの入口に着いたら、門の手前左側にある「守衛室」で受付をします。
「見学に来ました!」と伝え、代表者の氏名、住所、電話番号及び人数を記入。身分証明書は不要です。
「PRコーナー入所許可証」を受け取りましょう。車の場合、駐車場所を教えてくれます。
「PRコーナー入所許可証」は、車のダッシュボードの上など外から確認しやすい場所に提示します。
なお、駐車料金も入場料も無料です!
3階建ての建物の1階にあるPRセンター、
緑色ラインの新幹線の車内を見学ができますよー!ゴー!
東北・上越初代新幹線200系電車に乗ろう!
中に入って見学可能な新幹線はこちら。
緑色ラインの東北・上越新幹線の初代新幹線「200系」です。(1982~2013年まで運転)
新幹線は2両展示されています。各車両のドアに合わせてタラップのような階段が3ヶ所設置されていて、好きなところから出入りができます。
運転席に座ろう!計器に触れよう!
まずは新幹線総合車両センター一番のおすすめポイント!
乗務員室に入っての運転席着席で、気分は運転士さん!
いつ来ても人がいる大人気の場所。とはいえ、長時間待つことはなく比較的すぐに入れます。
運転席は階段を数段上ったところにあります。高いところから線路を見下ろして、広い視界で運転するのですね。
運転席にはレバーや操作ボタンがたくさん。レバーを上下したりボタンをぽちぽちしたり、連絡用の受話器を外して耳に当ててみたり。子どもはもちろん大人もわくわくしちゃいますね。
車内を探検!
展示されている2両の車両のうち、向かって左側の車両はまんま新幹線!2列シートがずらりと並びます。グリーン席仕様ですね。
前方4列はヘッドレスト付きのシートで、1・2列目はグレーの「はやぶさシート」、3・4列目はイエローの「こまちシート」、5列目以降は旧シートでした。
くるっと回転もできて、旅行気分!
真ん中の通路を奥へ進むと、途中の連結部付近には元車掌室?多目的室?と思しきお部屋がありました。
そして、展示されている2両の車両のうち、向かって右側の車両は会議室のような机といすがずらり。
これだけかーといった感じなのですが、ここは休憩ポイント。飲み物を飲むだけでなく、お弁当やおかしなどの飲食もOKです。いつもと違った雰囲気の中での食事、子どもにはうれしいですよね。
写真の左上に写り込んでいますが、各車両にエアコンが2台ずつ取り付けられているため、寒さや暑さの心配はありません。
最も奥(右側)にも「乗務員室」がありますが、施錠されていて入れませんでした。
建物内へ:新幹線PRコーナー!
新幹線内や展示されている車両を楽しんだら、「新幹線PRコーナー」のある建物へ。3階建ての建物の1階です。
入口が改札になっていてなんだかわくわく。
計算してみたところ、1日平均約120人の方が来所していました。
改札を通ってすぐ右手にある出入り口の中が「新幹線PRコーナー」。
プラレールコーナー、映像コーナー、ガチャガチャ(中身は普通)が見えます。
天井に線路が描かれていたり、壁ははやぶさやはやてカラーになっているところもあり、割と凝っています。
「新幹線PRコーナー」のおすすめポイントはこちら!
- プラレールがたくさん!組み立てて遊ぶ!模型を見る!
- 新幹線の整備作業を見られるかも!?
- 模型、映像、絵本。新幹線尽くし!
- 記念スタンプが6種類も!
- シンカリオンをさがせ!
- トランヴェールの無料配布!
プラレールで遊ぼう!
プラレールを組み立てて遊ぶ
新幹線PRセンター内で一番人気なのがプラレールで遊べるコーナー。
コルクマットの上でレールをつなげて遊ぶことができます。マットの上は土足禁止です。
レールや車両はもちろん鉄橋、橋脚、駅などのオプショングッズも多く、たくさんの子どもたちが夢中になっています。恐るべしプラレール。
平日は上の写真のように人がいないこともありますが、土日などはいつも混雑しています。
なお、プラレールコーナーの周りにはベンチが設置されています。子どもが夢中になっている様子を見つつ、大人は一緒に楽しむもよし、ここぞとばかりに休憩するのもよし!
プラレールを眺めて遊ぶ
新幹線PRコーナー内には、組み立てられたプラレールが展示されています。
常に数台の車両が走っており、訪れる度に違う車両が走っています。
2019年8月には…なんと「ALFA-X(アルファエックス)」いたーーー!
本物の新幹線が見られるかも!?
新幹線PRセンターの奥の窓の外には新幹線の車体工場が見ます。
タイミングが合うと、整備の過程で本物の新幹線の車両が移動する様子を見ることができます。
工場のシャッター口から出てきた新幹線。この後左右どちらかに移動して、別のシャッター口から工場に格納されていきます。
子どもより大人が興奮していることが多いかもしれません。笑
模型、映像、絵本…新幹線尽くし!!
新幹線PRコーナーの展示をご紹介します。大人も「ほう…!」となる展示があり、割と楽しめます。
▼「新幹線の車窓から~春~」
新幹線はやぶさが走っている鉄道模型の周りに車窓から見えるであろう景色の写真が飾られています。
▼「はやぶさ」「こまち」「かがやき」及び車軸の模型
▼映像コーナー
▼絵本コーナー
子ども用の絵本だけでなく、新幹線に関する書籍が置いてあります。
来場記念スタンプコーナー
来場記念スタンプはなんと6種類もあるので押しごたえがあります!
スタンプの台紙が備え付けてあるのもうれしい配慮です。
シンカリオンをさがせ!
新幹線PRコーナー内にはさりげなくシンカリオンやトーマスの模型が展示されているので、探してみてください。
トランヴェール無料配布
個人的に嬉しかったのは、新幹線に乗ると必ず目を通すほど好きな雑誌である車内サービス誌「トランヴェール」の最新号及び直近バックナンバーが置かれていたこと!
はやぶさに乗ったキティちゃんの車掌さんが「ご自由にお持ち帰り下さい」と手を振っていたので、ありがたくいただいてきました♡
おすすめのフォトスポット!
新幹線総合車両センターでインスタ映えの写真を撮るならどこ?おすすめのフォトスポットをご紹介します!
新幹線車内
▼運転席
一般的に入ることができない場所で。計器一緒に運転士さん気分でぱちり!
▼シート
お気に入りの色のシートでぱちり!
回転させてはやぶさグレーとこまちイエローのミックスシートで撮影するのも面白いかも?
新幹線PRコーナーと休憩コーナー
新幹線PRコーナー
▼顔出し看板
運転士さん?車掌さん?それともはやぶさになる?ぱちり!
▼「やまびこ」「はやて」「MAXやまびこ」のミニミニ新幹線。
▼帽子やヘルメットをかぶって
新幹線PRコーナーには、自由にかぶることができる運転士&車掌さんの帽子と整備資産のヘルメットがあります。幼児には大きめのサイズですが、ぱちり!
休憩コーナー
▼はやぶさのパネル
新幹線PRコーナーの向かいにある休憩コーナー内にある大きなはやぶさ。パネルの前には足跡マークがあります。ぱちり!
芝生広場周辺
▼「新幹線総合車両センター」パネル前
団体さん用のフォトスポットでぱちり!ロゴと年月日入りでいつどこに来たか一目でわかります。
▼顔出し看板
運転士さんと車掌さんになってぱちり!
屋外の保存展示車両
屋外には、初代新幹線の他にも数台の新幹線や蒸気機関車が保存展示されています。残念ながら中には入れませんが、車両をバックにぱちり!
▼「STAR21」
▼蒸気機関車と電気機関車
飲食店はある?自動販売機は?食事スペースは?
新幹線車両センターにはレストランや飲食店はありません。食べ物の販売もしていませんが、飲食できる場所が3か所あるので、持参したお弁当や飲み物を楽しむことができます。
▼新幹線車両内
上述の通り、車内に入れる新幹線の向かって右側の車両は飲食可能です。
▼「休憩コーナー」
新幹線PRコーナーの向かいにある「休憩コーナー」は飲食可能です。新幹線のシート並んでいるのが楽しい。座り心地も◎!
休憩コーナーには自動販売機が設置されており、飲み物が買えます。
▼屋外の芝生広場
おむつ替えシートと授乳室
赤ちゃんや小さい子を連れて来所する場合、おむつ替えシートや授乳室の有無や衛生状態は気になるポイント。
おむつ替えシートは、新幹線PRコーナーの建物内に2ヶ所あります。
▼建物に入ってすぐ正面の女子トイレ内(改札通る手前)
女性ならこちらがおすすめ。明るく衛生的です。
▼PRセンターの向かい
男性の場合はこちらのおむつ替えシートが使用できます。
授乳室は見当たりませんでした。
新幹線総合車両センターに「ALFA-X(アルファエックス)」が!
最後に「新幹線総合車両センター」の概要をwikipedia(ウィキペディア)から引用させていただきます。
主に東北新幹線で運用される車両が所属し、仕業・交番検査といった日常的な整備から、当センター以外に在籍する車両も含む全般検査などの重整備、改造工事や新製車両の搬入・廃車解体に至るまで、JR東日本が保有する新幹線車両に関する総合的な業務が行われている。
なるほどです。
2019年5月に公開された高速運転試験車両であるあの「ALFA-X(アルファエックス)」も配置されているのだとか!なんということでしょう!見たい!!
近くの「森郷児童遊園」でも機関車が見られる!
利府町内にある「森郷児童遊園」には蒸気機関車と電気機関車が保存展示されています。
車両センターよりも近くで見ることができるため、時間があれば立ち寄るのもおすすめです。
2019/3/13
— ちぇり@亜シクコレクション中 (@Loveressive) April 23, 2019
C58-354
森郷児童公園 pic.twitter.com/1nkSkD82H8
2019/3/13
— ちぇり@亜シクコレクション中 (@Loveressive) April 23, 2019
ED91形電気機関車(11):元ED45形電気機関車(11)
森郷児童公園 pic.twitter.com/78AkzRtCxa
新幹線総合車両センター:アクセスと詳細
住所 | 宮城郡利府町利府字新谷地脇 |
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電話番号 | 022-356-5263 |
営業時間 | 09:00~16:00(最終受付は15:30) |
休館日 | 不定休ですが、主に水・木曜日と年末年始 ※春・夏・冬休みやGWなど子どもの長期休暇期間は、水・木曜日も開館していることがあります。 |
駐車場 | あり(17台) |
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