NEW 2021/10/3 開業延期について一部更新
2020年冬(※)2021年春、利府に新しい大規模商業施設「(仮称)イオンモール利府新棟」がオープンします。
※2020.10に開業延期の発表がありました。新型コロナウイルスの感染拡大が影響し、入居テナントの選定が遅れていることが原因とのことです(2020.10.2 河北新報より)。
思い返せば「新・利府イオン」の第一報は、2011年の震災後。朝日新聞のニュースでした。その後も続報を気にしていたのですが、情報は見つからず、計画は延期?中止?ともやもや…。
そしてついに2018年2月、イオンモール株式会社が「(仮称)イオンモール利府新棟」の出店を発表。2019年7月25日には建物建設工事がスタートしています。
- 利府に新しいイオンができるの?場所は?広さは?
- 「(仮称)イオンモール利府新棟」はいつオープンするの?
- 現「イオンモール利府」は移転するの?それとも建て替えるの?
- 出店予定の店舗(ショップ)は?
- 工事の進捗状況は?
こちらの記事では、「(仮称)イオンモール利府新棟」に関する情報をご紹介していきます。
(仮称)イオンモール利府新棟:工事進捗状況
▼2020年3月中旬の工事状況
敷地北側から撮影。
建物全体の大きさが明らかになりました。画像では確認し難いですが、画像右奥に見える東北新幹線の架道橋の方まで建物が続いています。想像以上に大きい!
そして、既存棟「イオンモール利府」と新棟をつなぐ上空ブリッジが出現。
上空ブリッジを道路から撮影。県道(利府街道)を跨いでいます。
▼2020年2月中旬の工事状況
敷地東側から撮影。
外枠が組まれ高さも出てきて、建物全体の様子が明らかになってきました。2019年7月の基礎工事開始時の画像と比較すると、着々と工事が進んでいるのがわかります。
▼2019年7月下旬の工事状況
建設機械が多く搬入され稼働していました。囲まれた壁から飛び出して見えるクレーンやボーリングなど様々な重機が置かれているのが見えました。以前確認した既製杭(きせいぐい)とで基礎工事が始まったようです。(※素人考えですので間違いがありましたらお知らせください。)
▼2019年7月25日
イオンモール株式会社が建設着工を発表(リンク先はpdfファイルです)。
▼2019年5月9日の工事状況
建設地の周りが工事の壁で囲まれていました。奥に新幹線の車両基地の建物の一部が見えますね。
車でぐるっとまわってみたところ、中には円柱の管?パイプ?のような既製杭(きせいぐい)と思われる物体がたくさん置かれているのが見えました。
また、建設会社は「西松建設」と表記されているのが確認できました。
「新棟」についてわかっていること
「(仮称)イオンモール利府」の開業時期、建設場所、アクセス、広さなどの概要をQ&A形式でまとめました。新しい情報が入り次第、更新します。
開業時期:いつオープンするの?
「(仮称)イオンモール利府新棟」は2020年冬2021年春開業予定です。2020年10月に開業延期が確認されました。現在、これ以上詳細な日時は発表されていません。
建設場所:どこにできるの?どんな地域?
「(仮称)イオンモール利府新棟」の建設予定地は、宮城県利府町にある「イオンモール利府」南側の「利府町新中道土地区画整理事業地内」です。
▼グーグルマップでも確認できます。
▼広域図
▼拡大図
(地図画像参照元:AEON NEWS RELEASE)
仙台市中心部から車で約30分の利府町周辺は、新規開発分譲が進み新しいお店や住宅が増えている地域です。
積水ハウスによる全132区画の大規模分譲(コモンシティ利府新中道)も進んでおり、子育て世代世帯も増えるはず。今後はさらなる発展が期待されます。
周辺には商業施設も多く、利府町内でも人が集まる地域です。
以下のようなお出かけスポットも!
▼新幹線総合車両センター(車両基地)
▼ツタヤ利府店
アクセス:最寄り駅は?駐車場は?
🚙車でのアクセス
駐車台数は新棟3800台、既存棟3000台。合わせて6800台を予定しています。
「(仮称)イオンモール利府新棟」建設予定地の周辺は、8号線、仙台北部道路及び三陸道のインターチェンジに囲まれており、車でのアクセスは良好です。
現「イオンモール利府」にも、利府町隣接地域だけでなく三陸道沿いの東松島市や石巻市などからも多くのお客さんが来店しています。ただし、土日は周辺が混雑し渋滞が発生することも…。
「新棟」開店後の周辺道路の一層の混雑は必至。渋滞緩和への整備等が課題となりますね。
東北最大級のイオンモール新棟のオープンに伴う渋滞対策が急務となっていることから、国、県及び関係機関と連携し、県道仙台松島線の渋滞緩和が図れるよう、新たな道路整備について積極的に検討してまいります。
引用元:利府町の「令和元年度 施政方針」
🚃電車でのアクセス
「(仮称)イオンモール利府新棟」の最寄り駅は「新利府駅」となりそうです。駅からは徒歩10分前後と予想され、電車でのアクセスも良好ですね。
ただし、新利府駅は一般の利用者が少なくとても小さな駅です。また、「仙台駅~新利府駅」の直通電車の本数は多くありません。「新棟」の開店によって、電車のダイヤにも影響が出てくるのでしょうか?
なお、利府町では「(仮称)イオンモール利府新棟」のオープンに合わせて利府駅前広場の整備を計画しています。
現「イオンモール利府」はどうなる?
現在の「イオンモール利府」は移転ではなく残り、既存棟と新棟は上空ブリッジにて往来が可能になります。
👉 イオンモール利府新棟ブリッジ新設工事に伴う交通規制について(利府町公式ページ)
▼イオンニュースリリース文書より
既存の「イオンモール利府」とともに、トレンド・文化・エンターテイメントを発信する拠点として、街のにぎわいを創出できる施設を目指してまいります。
既存のイオンモール利府は、“なじみのいつもの喜び・感動に包まれる場所”として、日々のくらしに彩りをくわえるデイリーニーズに特化したライフスタイルをご提案し、東北最大級のにぎわいと感動に溢れた交流空間を創出してまいります。
イオン直営店の割り振りなど、現「イオンモール利府」とどのように共存していくのか気になるところ。
敷地面積、商業施設面積:広さはどのくらい?
「(仮称)イオンモール利府新棟」の広さは、以下の通り発表されています。
- 敷地面積:約148,000㎡
- 延床面積:101,000㎡
- 総賃貸面積:69,000㎡
なお、新棟・既存棟合わせると敷地面積は約244,000㎡です。
へえ?数値で言われても全くピンとこない…。
そこで、宮城県内のイオンやモールの面積を比較し、商業施設面積順に並べました。
商業施設名 | 敷地面積 | 商業施設面積 |
(仮称)イオンモール利府新棟 | 148,000㎡ | 延床:101,000㎡ 総賃貸:69,000㎡ |
(仮称)イオンモール利府新棟&既存棟 | 244,000㎡ | ? |
イオンモール名取 | 158,000㎡ | 80,000㎡ |
イオンモール利府 | 96,498㎡ | 43,231㎡ |
イオンモール石巻 | 106,083㎡ | 40,418㎡ |
イオンモール富谷 | 100,413㎡ | 38,045㎡ |
イオンタウン仙台泉大沢 | 75,213㎡ | 26,614㎡ |
(参考:wikipedia)
現在、宮城県内では2019年4月に増床オープンした「イオンモール名取」が一番の広さ。
「(仮称)イオンモール利府新棟」がイオンモール名取とほぼ同様の敷地面積ですが、既存棟と合わせると県内一…どころか東北最大の広さに。
▼建物は地上3階建ての予定です。
「新棟」に出店予定の店舗(ショップ)やテナント
2020年3月時点で出店するテナントの発表はありません。
昨年6月にテナント募集説明会及び出店募集に関するWebページが公開されましたが、現在、該当ページは閲覧することができなくなっています。
2019年7月25日付のイオンニュースリリースの文書では、
当モールは、“まだ知らない興奮・感動に出逢う場所”として、地域の皆さまが“集い・つながり”がうまれ、新たな体験や文化の発信拠点となるべく、エンターテインメントモールをめざします。
このように表現されています。
規模は新棟&既存棟合わせて270店を想定しているとのこと。
「映画館」「ユニクロ」「g.u.」「西松屋」は近くにあるけど…。
エンターテインメントモールとは?!
県内のイオンで見たことない新鮮なショップが多数登場してくれることを期待!
そんな期待も込めて、入りそうだなー入ってほしいなーと思うお店を考えてみました。
あくまでも個人的な予想です。
- ファストファッション(H&M、ZARA、GAPなど)
- 無印良品
- ニトリ(デコホーム)
- 100均(ダイソー、セリア、キャン★ドゥなど)
- 家電量販店
- アカチャンホンポ
- カルディコーヒーファーム
- フードコート
- カフェ(スタバ、タリーズ、エクセルシオールなど)
- キッズスペース
- ゲームセンター
- フォトスタジオ
- エステ・マッサージ
- ヘアサロン
- クリニック
- 保険案内
- レッスン・スクール系
【追記】
利府初のスタバは、「(仮称)イオンモール利府新棟」内にできるのだろうと予想していたのですが、一足早く2020年3月23日、利府街道沿いにドライブスルー対応の「スターバックスコーヒー利府駅周辺店(仮)」がオープンします。イオン利府新棟への出店はどうなるでしょうか?
▼2020年2月中旬撮影
(仮称)イオンモール利府新棟の今後の予定と情報参照元
現時点での情報は以上です。今後、情報が入り次第こちらの記事でご紹介していく予定です。
新旧イオンがどのように共存していくのかは楽しみですが、周辺道路の渋滞悪化などへの懸念も残ります。
お気づきの点等がございましたら、お知らせいただけますと幸いです。
▼情報参照元▼
- りふ議会だより169号(平成30年4月発行(pdf))
- 「(仮称)イオンモール利府 新棟」の出店について(pdf)|イオンモール株式会社
(仮称)イオンモール利府新棟テナント募集説明会|AEON MALL RIFU PROJECT- 「(仮称)イオンモール利府 新棟」 建設着工について(pdf)|イオンモール株式会社
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